建設業の労働時間について解説
2022/06/01
「建設業は、どんな職種でも労働時間が長いのだろうか」と不安に感じていませんか?
建設業にはたくさんの職種があるので「建設業は労働時間が長いらしい」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
当記事では、建設業の労働時間についてお伝えします。
労働時間について
厚生労働省の調査では、建設業全体は他の産業よりも労働時間が長くなっています。
「天候不良」「無理な発注」など工程上の理由から、工期を間に合わせるために休日にも働いているようです。
建設業全体で見ると残業時間が多くなっていますが、残業時間が少ない職種もあるのですよ。
36協定
労働基準法36条では、労働時間が基準よりも超える場合は労働組合と事前に話し合いを持って、労働基準監督署へ書類を提出するように義務付けられています。
しかし、36協定には抜け道があって特定の業種では残業の上限が適用されません。
建設業も、適用外になっており無制限に残業ができていました。
働き方改革
長時間労働が問題となり、2017年に厚生労働省が働き方改革として労働基準法を改正しました。
2024年までは猶予期間となっていて、2024年からは罰則付きで上限規則が適用されます。
建設業も残業は月45時間、年間360時間までと上限が決まりました。
具体的な取り組み
国土交通省は、残業を減らすために以下の具体的な取り組みを示しています。
・週休2日を後押しする・適正な工期日程を組む
・技能や経験にふさわしい給与
・社会保険への加入をミニマム・スタンダードにする
・生産性の向上に取り組む建設企業を後押しする
・仕事を効率化する
など
まとめ
建設業全体の労働時間は、他業種よりも多い傾向です。
しかし、国土交通省の働き方改革によって労働時間の削減が進められています。
また、建設業は幅広い仕事内容があり、職種によっては残業時間の短い職場もありますよ。
市川窓業では、残業時間の月平均が5時間であるため、プライベートを大切にしながら働けます。